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W杯での日本人のゴミ拾いの影響が…

先週10/7(火)のNHK番組内でブラジルのクリチバ市が特集されていました。
クリチバ市はサンパウロ州の南、パラナ州の州都です。
パラナ州はサンパウロ州に次いで日系移民が多く、日系文化が影響が見られます。
NHKでは「国際報道2014」やスポーツ番組で取り上げられましたがその1つをご紹介。4分ほどの動画です。ぜひご覧ください。
http://www.nhk.or.jp/kokusaihoudou/lounge/141007.html
W杯で日本人サポーターがゴミ拾いをしたことからクリチバのスタジアムでもゴミ拾いが始まったということ、その背景には日系人文化とそれがもとになった街づくりがある、というのが要旨です。
NHK-KOKUSAIHOUDO

この動画には元クリチバ市長の日系人の方が出てきますが、日系人や日本人がかかわったクリチバという街の都市政策については世界的に有名で、各国からその都市政策と計画を見学に訪れる人がいます。
日本語でその詳細が書かれた「人間都市クリチバ」という書籍もあります。

この本にも説明がある、ごみと野菜を交換する「緑の交換サービス」「バスシステム」などはクリチバの独自の政策として番組(上記動画)でも紹介されました。


W杯での日本人サポーターによるゴミ拾いの光景はブラジル国内では意外と反響が大きく、日本語学校の先生はあのゴミを拾うという行動の理由と併せて日本文化についての講演を頼まれたそうです。日本の治安の良さや他人に迷惑をかけないという姿勢は驚きをもって受け止めらています。

たしかに家庭の教育というものがまるで違うブラジルの人には想像だにしない世界だろうと思います。
そしてここで頑張ってきた日系人の方々の努力の大きさにあらためて驚かされます。

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