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要覚悟 ブラジルの郵便事情 O correio brasileiro

今週、ブラジルの日本語新聞「ニッケイ新聞」にこんな記事が載っています。(リンク⇒)「日本人が信じられないブラジルの不都合な真実(1) 」

この記事をかいつまんで言うというと『外国からブラジルに送られてくる荷物はほぼ全部封を開けられて関税をかけられるが、その税額が担当官の気分で変わるので毎度違う。日本企業と一緒に仕事をする際にそう説明しても嘘をついてると思われて困る。』という話。確かに郵便局の(つまり公務員がやってる)仕事で毎度金額が違うなんて信じられないかもしれないですが
これ本当です。
correios
郵便局はコヘイオスといいます
私自身も幾度となく友達との話のネタにしてきましたが、毎度根拠もはっきりしない高額な金額を請求されています。

■小包の場合

我が家は日本から食品を送ってくれる業者サービスを3か月に一度ほど利用しています。毎度購入額1万円~1万5000円程度で多くても2万円を超えることはありません。内容は日本の八丁味噌、メンマ、インスタントソース焼きそばや日本のスナック菓子などで、こちらでは手に入りにくいものです。

これまで10回ほどこのサービスを利用していて、掛けられた関税は高いときに7万円、安いときに4000円でした。関税が掛からず、郵便局留めとならず、そのまま家まで届いたことも2度あります。ほぼ同額のごく普通の食品を毎回同じ方法(EMS)で郵送しているのにも関わらずこれだけの税額に差があるのです!

そして郵便局からの関税のお知らせフォームも毎度のように変わっています。
この時は104.19ヘアイスの請求
以前は「内容物を○○レアルと判断したのでその〇〇%の税金を掛けます」などと書いてありました(税率は確か60-80%くらいでしたが覚えていません)。最近では何も説明文がありません。
食品の価格は送る業者側で書類申請しているのですが、その金額とは無関係に郵便局が勝手に価格を判断するので総額2000円のお菓子が5000円と判断されて3000円の関税が掛けられるなんていうこともあります。
そして以前にはなかった荷物1つにつき12レアル(500-600円)の手数料というのもいつの間にか加えられました。

あまりに毎度毎度ルールが違うので、文句も言いたくなりますが、言ったところで窓口の人は「知りません、私がやってことでないので」というだけなので埒が明かないということが、ブラジル各地に住む先輩日本人たちのブログで良くわかります。

■手紙の場合

日本から送られてくる航空便のハガキや封書は通常通り届きます。10日くらいでしょうか。

問題はブラジルから送るハガキや封書です。
昨年12月13日に、日本とブラジルの友達にクリスマスカードを送りました。郵便局の受付印はきちんと12月13日でした。
窓口で「日本にクリスマスまでに送るのにどのくらい?速達にしたほうがいい?」と確認したところ「通常10日くらいだけれど速達のほうが確実だね」というので速達料金を支払いました。
ブラジル国内宛のものは速達にはせず、通常郵便としました。

その結果…
日本の友達の家には年明けの1月3日に届ききました。
届いたらSNSでお知らせしてくれたのですがみんな同じころだったようです。クリスマスで混んでいるとはいえ、速達が実に3週間かかったのです。郵便局員が仕事をせずに休みに入ったからなのは確実!!

またブラジル国内…
実はブラジルの友達はカードを送った少し前に引越しをしていました。そのため宛先不明となって封書が戻ってきたのですが、そこに押してあるスタンプを見るとどういう時間の経過だったのかが分かります。
12月13日投函⇒ 12月17日到着⇒ 12月23日あて先不明と確定⇒ 翌年6月23日差出人に戻る!!!

投函してから半年たって手元に戻ってきたって…どうしようもできない.

とはいえ、一般人には何も対処ができません。
ブラジルの郵便事情の酷さだけはどうか覚悟してください。

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