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ブラジル定番料理「フェジョアーダ」 Feijoada Completa

食事を楽しむために我が家のルールでは外食時に料理の写真は撮らないことになっています。けれどブラジルの食事もいずれ懐かしくなるだろうと思い撮ってきました。これが有名なブラジル料理フェジョアーダです。

ブラジルでは土曜日に食べる料理ですが、水曜日にも出るレストランもあります。土曜に食べる理由は、調理に時間がかかるので朝からぐつぐつ煮る余裕のある休日にしかつくれないこと、また食べるとどっしりとお腹にくるので平日たべると仕事にならないということだそうです。けれどもとても美味しいので週の真ん中あたりでも食べたくなるから水曜日も出すお店があるのだそうです。

料理はこんな構成。フェジョアーダとご飯だけでも"フェジョアーダ"と呼ばれる料理になるのですが、これにファロッファ(キャッサバ芋の粉を炒って味付けしたもの)とコウベ(ケール)とバナナミラネーザ(バナナフライ)とオレンジスライスをつけると"フェジョアーダコンプレータ"(フェジョアーダ完全版)になります。

フェジョアーダという料理はポルトガルが起源なので、ポルトガルが植民地化した地域にはだいたいどこでもある料理なのだそうですが、ブラジルのフェジョアーダは独自に進化したもので、通称"ブラジリアンフェジョアーダ"と呼ばれます。

ブラジリアンフェジョアーダは植民地時代の奴隷が食べたものが元になっているので、牛や豚の肉だけでなく内臓や耳、尾、皮なども入っているのです。
そのため苦手に感じる人もいるのでしょう。この写真の料理の店では2種類用意していました。本来のスタイルの"全部入り"の「フェジョアーダ」と肉・ベーコン・ソーセージだけの「フェジョアーダライト」です。私はやっぱり「ライト」のほうが好みです。

さて明日は土曜日、また食べようかと思っています。

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