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食材の在庫管理 A administração de estoque dos alimentos

海外暮らしの日本人にとって悩みの種となっているのが食材管理だと聞いたことがあります。

どこの国に住むことになっても、お土産や餞別にとお友達からお茶やふりかけやお茶漬けの素などをもらう機会がとても多くなりますし、長期間暮らすとなると不安になって自ら沢山買いこんで来たりするのだそうです。また何か困ったときにと用心としてカレーやインスタント麺などを沢山もちこむ人も多いようです。でも毎日カレーや麺を食べるわけでもなく、結果として余らせてしまうのが現実です。私自身も友達から賞味期限が近いからとカレールーやお汁粉の元などをもらいました。
このように思いのほか食べ物を頂く場面が増えるのです。

一方で海外暮らしでは日本食材の定期的に取寄せ便サービスなども利用します。ブラジルではほぼ何でも日本食材が手に入るので、わざわざ日本から大量に買うことはないのですが、それでも調味料や嗜好品は日本の味が恋しくなり幾らかは購入します。
その際に次回の購入可能な時までの時間、消費スピードと賞味期限を考えて注文します。これがまた結構大変なのです。足りなくなったら近くのコンビニで買えるというものではないし、かといって大量に買えば保管場所が必要になるし。

こうして食材の在庫管理をする必要が出てくるのです。我が家では試行錯誤の結果このようにしています。

食料品を小さめの段ボール箱6つに分けて入れ、それをそのまま戸棚にいれて引出しのようにして使っています(写真右側)。これが我が家の食品在庫の適量で、この箱からはみだす時は1年間で消費することができない量のようです(最初の年に経験済み)。
またこの段ボール箱を引出した時に家族にもわかりやすいようにマジックで賞味期限や商品名を容器の見える側に書いています。

食料品の段ボールをいれる戸棚の扉のうらには在庫管理表を貼っています(写真左側)。付箋1枚に1つの食材の名と賞味期限を書き、表の右側が開封前、左が開封後として貼っています。付箋もそのときどきで手元にあったものを使っているのでサイズも色もバラバラですが扉の裏に隠れて普段は見えないので気にしていません。

また賞味期限が近付いている食品の付箋は冷蔵庫の扉に移しておき、早く使うようにします。これで前は存在を忘れてダメにしてしまっていた乾物なども使い忘れがなくなり、無駄もなくして管理が格段に楽になりました


ちなみに今まで頂いた中で一番うれしかったお土産はこれでした!経由地のNYで買ってきたというMaison Kayser(Eric Kayser)のパン!ごく普通のパン…ですが久しぶりに美味しかった!(^^)
NYとブラジルの時差は2時間。焼いた翌日に頂いたけれどまだまだ美味!

パンはフランスと日本のものが特別に美味しいと思います。世界的にみても日本のパンはレベルがものすごく高いので、日本に一時帰国したときに何よりも日本のパンが美味しいと驚いたのを思い出しました。(写真手前はマドレーヌ)

いかにも日本の味という食材(例えば佃煮とか日本茶とか)もとても嬉しいのですが、普段日本の生活で食べていたお菓子やパンが実はいちばん手に入らずに恋しいです。

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